初恋の人へ。




「わ、たしも・・・琉生くんが、初恋でした」




泣きながらも、ずっと伝えたかったその一言を
精一杯の気持ちを込めて、伝える。



「ぶっ、マジかよ。お互い初恋だったのか」

「そのせいで中々気持ち伝えられなかったけど・・・」

「だな、悪かったよ」

「ううん、今幸せだから、いいの」

「そっか」




それから私達は、寄り添いながら
満天の星空を眺めた。




私の目に映る星は、
それはとてもとても輝いていて。

いつも見守っててくれてありがとう、
なんて感謝をしてみる。



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