初恋の人へ。




そして15分ほど歩き、
近くのカラオケボックスに着いた。

今年は受験生でなかなか遊びに行けないから、
せっかくだし
今、たくさん歌っておこう。



部屋に入ると、まず玲央くんが熱唱。

それを盛り上げる私達。
琉生くんは、予想通り・・・寝た。



「ちょ、琉生!なんで寝るんだよ!」

「まあまあ、起こさないであげてよ」

「だって、つまんねーじゃん」

「じゃ、あたし玲央に付き合ってあげるからさ、沙良よろしく」

「あっ、うん、わかった!」



宣言通り、葉月は玲央くんと部屋を出て行く。

2人きりになったのはいいけど、
琉生くん寝てるしなあ・・・。



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