鬼神様と××しました
「そんなことにも気づかねえなんて…ショボイ妖怪だな」
「う、うるさい!鬼め!お前らに、私たちの気持ちなんか…!」
「俺は雪希と初めて会った日から、お前の正体をわかってた。お前が雪希を乗っ取ろうとしていることも、お見通し。でも俺には…待つ必要があった。雪希が18歳になる日に…お前が、こうして行動を起こすことを…」
!
源喜さんは、妖怪を見下ろして言った。
その姿は、ものすごくかっこよくて…後ろからでも、見とれてしまう。
「くっ…」
「俺のプレゼントに気づいて、お前が雪希から身を引くなら、見逃そうと思ってた。でもこの状況を見ると…身を引く気は、ねえみたいだな」
「あ、あるもんかっ!雪希は私のもの!私が雪希を育てたんだ!!私は、雪希の母親だっっ」
妖怪は、思いっきり叫んで言った。
「お前は、雪希の母親なんかじゃねえ!」
っ!
源喜さんが、左腕を持ち上げる。
「雪希」
!
そして、そのまま私の名前を呼んだ。
「ここからは、目を閉じてろ。お前が見るのは、いくら何でも辛いから…」
「・・・・」
源喜さんの口調は、少し弱々しくて…優しかった。
私は源喜さんの言われたとおり、目を思いっきり閉じた。
グサッッッッ!
「ギャーーーーー!」
………っ!
暗闇の中で、妖怪の悲鳴が聞こえた。
私の閉じた目から、涙がこぼれた…
静まり返った部屋…
私はそっと、目を開けた…
「………!」
「う、うるさい!鬼め!お前らに、私たちの気持ちなんか…!」
「俺は雪希と初めて会った日から、お前の正体をわかってた。お前が雪希を乗っ取ろうとしていることも、お見通し。でも俺には…待つ必要があった。雪希が18歳になる日に…お前が、こうして行動を起こすことを…」
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源喜さんは、妖怪を見下ろして言った。
その姿は、ものすごくかっこよくて…後ろからでも、見とれてしまう。
「くっ…」
「俺のプレゼントに気づいて、お前が雪希から身を引くなら、見逃そうと思ってた。でもこの状況を見ると…身を引く気は、ねえみたいだな」
「あ、あるもんかっ!雪希は私のもの!私が雪希を育てたんだ!!私は、雪希の母親だっっ」
妖怪は、思いっきり叫んで言った。
「お前は、雪希の母親なんかじゃねえ!」
っ!
源喜さんが、左腕を持ち上げる。
「雪希」
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そして、そのまま私の名前を呼んだ。
「ここからは、目を閉じてろ。お前が見るのは、いくら何でも辛いから…」
「・・・・」
源喜さんの口調は、少し弱々しくて…優しかった。
私は源喜さんの言われたとおり、目を思いっきり閉じた。
グサッッッッ!
「ギャーーーーー!」
………っ!
暗闇の中で、妖怪の悲鳴が聞こえた。
私の閉じた目から、涙がこぼれた…
静まり返った部屋…
私はそっと、目を開けた…
「………!」