鬼神様と××しました
「妖怪の素質ですか(汗)私人間ですよ」

「ハハ」


源喜さんが、鼻で笑う。

それだけで、少し安心する…




「これからのことは、心配すんな」




空を飛びながら、源喜さんがポツリとつぶやいた。

風で会話が聞こえにくい中、それはハッキリと聞こえた…




「俺が何とかしてやる…」

「・・・!」


その言葉を聞いて、私は源喜さんから目をそらした。

そして、源喜さんにもたれかかり、泣いているのをごまかした。




『俺が何とかする』


そんなセリフ…

初めて言われた…




そんな時、どう言えばいいの?


ちゃんとした恋愛なんて、全くしたことないから…

全然わかんないよ…
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