鬼神様と××しました
縁側を覗くと、そこには日本刀を持った源喜さんの姿が。


源喜さんは、上半身がはだけた状態で着物を着て、トレーニングしているようだった。


汗をたくさんかいて、真剣な顔の源喜さん…

とても話しかけられる、雰囲気ではない。それに…


源喜さんの瞳…赤くなってる……

いつもは、茶色っぽいのに…


それになんだろう…

この、なんとも言えない空気…

これが…源喜さんの出している、妖力なのかな?




「…起きたのか?」


!!!!


すると、刀を振り回しながら、源喜さんが私に話しかけてきた。




「え、あのっ…いや、はい!ごめんなさい!見るつもりなかったんですけど…」

「別に見たっていいよ。でも、いやに早起きだな」

「喉乾いちゃって…」

「…ふうん。キッチン行くなら、水持ってきてくれよ」

「あ、はい!わかりました」


私は小走りでキッチンへ行き、冷蔵庫からペットボトルのミネラルウォーターを2本取り、再び源喜さんの元へ。


縁側に戻ると、源喜さんはトレーニングを止めて、縁側に座っていた。



「…どうぞ」

「サンキュ」


源喜さんに水を渡し、隣に腰をおろした。



「毎日トレーニングやってるんですか?」

「まあな」


源喜さんは、水をグビグビ飲む。
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