鬼神様と××しました

すると、2人の人間を抱えた源喜さんが、怪物のお腹から顔を出した。

飛龍さんと楓さんは、その人間を受け取り、神社の隅に避難させる。

そして、飛龍さんの仲間らしき人たちが、その人間たちを保護していた。

純麻くんいわく、龍一族は医療にすごく詳しく優れてるため、保護した人間たちの状態を見ているのだとのこと。



源喜さんは、ものすごい早さで、次々に人間を取り出していった。

人間が取り出させるたびに、怪物は見る見る小さくなっていく…

そして…



「あれが…本当の大きさ？」


最後の人間が取り出された時…

怪物のサイズは、人間の手のひらに乗るほどくらいに…



疲れきった源喜さんたちは、その怪物を囲むように近づいた。



『くそっ…どうして俺の正体がっ……』

「…お前喋れるのかよ(汗)」

「さっきは、ブクブク太って…おまけに意識も薄い状態だろ？」


飛龍さんと楓さんが、鼻で笑った。




「お前…なんでこんなことしたんだ…？」


怪物を、睨みつける飛龍さん。



『よ、弱い妖怪の気持ちが、お前らエリート妖怪にわかるもんかっ！お前らを乗っ取るために、悪魔に魂を売ったんだ！』


！

悪魔と、取り引きをしたの？

ってゆうか…悪魔っているんだ……



「…なら……お前はもうすぐ死ぬのか」

『死んでも、お前らを恨み続けるぞ！俺は生まれ変わったら、絶対にお前ら……………う"！』


パーンっっ……！


怪物はまるで爆発が起ったかよのうに、突然破裂して、死んでしまった。