鬼神様と××しました
「源喜さん!嫌だ!目を開けて!」


また体を揺する私。

でも源喜さんは、びくともしない。




「私源喜さんがいないと…どうしたらいいのか…全然わかんないよ!源喜さんがいたから、鬼一族と一緒にいようって…」


ぐい!




っ!!


その時、握っていた源喜さんの手が、突然動き出し、私は源喜さんに引き寄せられた。

そして…



「…まだ死んでねーよ」

「え………」


源喜さんは、自分の顔を私に近づけ、真顔でそう言い…




「…………っ」






「おお!♡」

「子供は見るなよ」





私にキスをした。





「…なっ………!///」


恥ずかしくなり、源喜さんから離れる。



「ハイハイ。茶番はここまでね」


來さんが、手をパンパンと叩く。



ちゃ、茶番て何!?

てゆーか、源喜さん生きてるし!



状況が、まだ把握できない私。



「源喜兄は、妖怪と戦ったあと…必ず今みたいに、死ぬ演技をするんだよ(汗)」

「そ、そうなの!?」


純麻くんが、私に近寄ってきて、耳打ちして教えてくれた。




「僕達が焦るところとかを見てるのが、源喜兄は楽しいらしいんだ(汗)でも、最近は僕らもあれが演技だってわかってるから、もう騙されないけどね…でも今日は、雪希ちゃんが騙されてくれたから、源喜兄は嬉しいと思うよ(汗)」

「………………////」


くっ…

悔しい!
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