鬼神様と××しました
私は「こんにちわ、お邪魔してます…」と言って、頭を下げた。




「この子が、例の由希ちゃんだよ」


淡牙さんが、そう言って麦茶をグビッと飲んだ。



「ああ!由希ちゃん!?あーーやっと会えた〜」


!!?

女の人は、そう言って私に近づいてくる。



「この子は、俺の娘の紅子(あかこ)。ここ(神社)の手伝いをしてもらってるんだ」




淡牙さんの、娘さん!?



「初めまして!私は紅子よ♪ヨロシクねっ!」


ニッコリと笑って、私の手を握って来る紅子さん。




「よよ、よろしくお願いします」


ちょっとテンション高めだけど…

すごい美人で、綺麗な人…


黒くて長いきれいな髪に、真っ赤な口紅を付けて…

巫女さんの格好が、すごく似合ってる。

年齢は、私よりちょっと上くらいかなぁ?



「紅子は、人間界では大学生なんだ。大学に行きながら、俺の仕事を手伝ってもらってるんだよ」

「そうなんですか」


大学生か。

やっぱり私よりは、年上だった。


こんなに美人で、色っぽいんだから…高校生なわけないもんね(汗)



「いいなー。私ももう一回、制服着たいよー」
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