鬼神様と××しました
私の胸元の赤いリボンを、指で触る紅子さん。


すごく、フレンドリーな人♪

話しやすいし、明るいし…




「あ、そういえば…今日の夜は、絆次郎の家に招かれてるんだよ♪」


思い出したように言う、淡牙さん。



源喜さんのお父さんに、招かれてるの?



「俺と絆次郎は、麻雀が趣味でね♪定期的に、飲みながらやっているんだ」

「趣味とかなんとか言って…麻雀でお金賭けることが、楽しいくせに…」


呆れながら言う、紅子さん。

淡牙さんは、それを全力で否定した。


仲いい親子だなぁ。

うらやましい…




「ま、パパが鬼瓦家に行くんなら、私も行こうかな♡久しぶりに、純麻の手料理食べたいし♪」




紅子さん…純麻くんのこと、呼び捨てにしてる……

お父さんが、源喜さんのお父さんと仲いいから、純麻くんの手料理を食べたことがあるのは、なんとなく理解できるけど…


源喜さんの兄弟を、呼び捨てにできる程…深い仲なの…?









その夜


「由希ちゃん。そのお皿取ってくれる?」

「あ、うん」


キッチンで、純麻くんの手伝いをする私。


今夜、淡牙さんと紅子さんが、家に来ることは、純麻くんの耳にも入っていたようで、料理はいつもにも増して凝って作っていた。
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