鬼神様と××しました
今は7月半ばで、今日は終業式。

明日から夏休みだ!






学校からの帰り道。

珠紀と話しながら歩いていると…




「あ、雪希雪希っ!」

「へ?」


すると珠紀が何かに気づき、私の腕を掴んだ。

珠紀の目線をたどると…




「!」


家の近所の神社の前に、同級生の男子生徒たちがたまってる。

その中に、ひときわ目立つ男子生徒がひとり。



その人の名前は、河田(かわだ)くん。

私の片思い中の人だ。




「会えて良かったね♡」


珠紀は、私の肩をポンポンと叩いた。

もちろん、珠紀は私が河田くんが好きなことを知っている。
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