鬼神様と××しました
私と話してたし…

双樹くんのこと心配して……




「とにかく來に電話して、このこと話して…純麻と双樹のこと、迎えに行かねえと………」

「…私は家に残って、彩芽ちゃと大くんを見てます」

「頼む。双樹を病院に連れてったら、自分も倒れたらしいから…病院に行ってくるよ」

「はい!気をつけて…」

「ああ。悪いけど、親父にこの事話しといてくれ」

「わかりました!」



源喜さんは車のキーを持って、慌てて部屋から出て行った。

私はすぐに、お父さんの部屋へ…



今日は珍しく、お父さんが家にいるから良かった…


源喜さんもそうだけど…

家の大黒柱のお父さんが、家にいてくれるだけで、やっぱり安心だもんね…



自分が廊下を歩く音が、タタタと響く。


お父さんの部屋は、家の一番隅の部屋…

日当たりは悪いし、少し暗いのだが、お父さんはそこが気に入ってるみたい。
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