鬼神様と××しました
次で決まる!





白龍は段々と消え始めていて、元の辰彦に戻っていっている。





っ!


その時、源喜さんが着ている服の中から、小さな小刀を出した。

そして、それを思いっきり握り締めると、小刀は大きくなり、立派な日本刀に!

刀は妖力を得たように、青白い光を放っている。



かっこいい…

本当に、鬼って最強だね!




ダッ……!


刀を持ち、構えたあと源喜さんは完全に人間の姿に戻ったボロボロの姿の辰彦に、突っ込んで行った。




やっと……

やっとお母さんの仇が打てる…


目にうっすらと涙を浮かべた…その時…!





っっ!



辰彦に斬りかかろうとする源喜さんが、急にブレーキをかける。


源喜さん…?

どうして?どうして…止まるの?


今がチャンスだったのに、なんで?




「…………っっっ!」
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