鬼神様と××しました
「ハァ……ハァ…次で終わりだ!次で死ね!!」


苦しそうに声を出す辰彦。




どうたらいいの……

どうたらあいつを……



ふと、源喜さんの顔を見ると…源喜さんも私と同じことを考えているようだった…


頭や口から、血を出す源喜さん。

その姿は痛々しくて、見ていられない…


だけど、源喜さんの口元についている血を見た時…

私はある事を思い出していた…




………………



「ねぇ源喜さん…妖怪と人間の結婚て、どうやってするんですか?」



ある日。

私はふと気になったことを、源喜さんに聞いてみた。




「…なんだお前。早く俺と結婚したいのか?」

「ち、違います!//ただ、ちょっと気になって……」


顔を赤くする私。




「いいだろ。教えてやるよ。あ、でもお前引くかもな……」

「…何でですか?」

「ちょっとグロいから」

「え"」


私の頭の中は、昔観たことのあるホラー映画のシーンが。




「お前…変な想像してるだろ(汗)?」

「え(汗)」

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