鬼神様と××しました
辰彦は、丸い大きなボール状になっている水の中に閉じ込められながら、苦しそうにもがいている。


さっきよりも、水の量はかなり増していて、庭中は洪水になっていた。


お父さんは池から避難し、木の上に刃牙と雷丸と共に避難している。




「げ、源喜さんこれ……」

「お前がやったんだよ」

「…!」


私が?




「お前が俺と血を交わしたから、正式に半妖になったんだ…」

「じゃ、じゃあ私は…」


鬼になったってこと……?



でも、体は全然なんともないけど…




「今の洪水は、お前が出したんだ。お前には、水の能力があったみてえだな」






水の…能力……?




「でかしたぞ、由希。俺の家系に、水の能力を持った奴はいねえからな…」

「ホント?」
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