鬼神様と××しました
でも、源喜さんにしがみついてれば、寒くないかも。

寒いのは、顔と耳だけ…


ちょっと幸せを感じながら、しばらく空を飛び、着いた場所は……





「ここ…」


そこは、一度来たことのある場所。



潮風が頬に当たり…

波の音が聞こえ…

空には、手が届きそうな星空…

月が海に映って、すごく幻想的…




「前に来たことあるだろ」

「うん!夏前くらいだっけ?ここ、もう一回来たいと思ってたの…」


源喜さんの、お気に入りの場所だしね。




「俺も、お前と来たいと思ってた」

「…でも、どうして急に?しかも、半ば強引じゃなかった?(汗)」


連れてきたっていうより、連れ去られたに近い気が…?




「びっくりさせたかったんだ…サプライズしたかったから」

「え?」


源喜さんは、そう言って後ろを振り返る。

そこには……


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