鬼神様と××しました



私好みの綺麗な花と、数え切れない程のキャンドルに火が灯り…

その中央には、かわいいテーブルと椅子。





「こ、これって……なに?」

「せっかく二人きりだから…結婚式やろうと思って…俺達の結婚式は、とてもロマンチックじゃなかったからな」

「フフフ」


私はあの日、源喜さんと契を交わした日を思い出していた。



「私的には、あれはあれでロマンチックだと思ってるよ。でも…これはもっとロマンチックかな」

「………だろ?」


源喜さんの腕に手を回す。

キャンドルの灯りで、少し薄暗い灯りの中で映る源喜さんの顔は、すごく素敵に見えた。




「そのまま、俺のポケットに手を入れて」

「?」


腕を回している方にあるポケットを、見て言う源喜さん。

不思議に思いながらも、私はポケットに手を入れてみる。







ポケットに何か入ってる。

指で掴んで出してみると…



!!!
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