鬼神様と××しました
その写真は、高校の入学式の写真。

まだ馴染んでいない高校の制服を着た私と、お母さんが笑顔で写っている。


うちには父親がいない。

お母さんの話だと、私が幼い頃に離婚したらしい…

だから父親の顔は知らないし、今どこにいるのかもわからない私。

何度かお母さんに聞いたことはあるが、いつもはぐらかされて終わってしまう。



そのため、子供の時から、家にひとりでいることが多かった。

昼間は働きづめのお母さんは、家にいるのは日曜だけ。

もう慣れてしまったと言えばそうだけど、やっぱり正直寂しい…





「ふぁ…」


睡い…

それに、なんかダルい…


これだけ暑いもん…

そうなるか…



私はそのまま、ソファーに寝転がって目をつむった。

涼しい部屋の中、私は急な眠気な襲われ、そのまま寝てしまった…

普段こんなことはないのだが…

なんだか気持ちよくなって、寝てしまった…


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