鬼神様と××しました
「だって、いちいち玄関行くのめんどいし…」

「・・・・(汗)」


そういう問題か(汗)?





「で?化粧なんかして、どっか出掛けんの?」




ソファーに座り、足を開く源喜さん。

今日は着物ではなく、洋服を着ている源喜さん。


着物同様、洋服姿の源喜さんも、すごくかっこよくて目立っていた。




「ああ…友達と会うんです」


落ちたアイライナーを拾い、再び化粧を再開。




「じゃあ、俺も行くよ」

「は!?」


何ですって!!?



「俺が一緒でも、問題ねえだろ?」

「問題大アリですよっ!」

「何で?」

「な、何でもですっ!」


珠紀に何て説明すればいいの!?



「今日は、お前をデートに誘おうと思ってた。でもお前が先約があるなら、俺はそれに同行する」

「!」


で、デート?///


デートという言葉に、胸が高鳴った。


まだデートをした経験がない私に、それはすごく新鮮な言葉だった。



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