鬼神様と××しました
一人用の炭火鉢で、肉を焼いている。

1人焼き肉をしているようだ。



すごい。

源喜さんの言ってたことは、本当だったんだ!


鬼って、肉食系なんだな…


野菜系がひとつも…あ!


肉料理の中に、おしんこを発見!

私は箸を伸ばして、おしんこを食べた。




「おいし…」


おしんこなんて、久々食べたな…



「味はどうかな?」




私に話しかけくる純麻くん。




「すごく美味しいよ」

「良かった…それ、僕が漬けたおしんこだよ」

「え!?純麻くんが?」


すご!



「うん。家には代々受け継がれたぬか床があって…それで漬けたんだ」

「へえ。すごいね!高校生で、私と同い年なのに…こんなに料理が上手なんて」

「そんなことないよ。僕は好きでやってるだけ…それに…」




純麻くんは、優しく微笑んだ。




「お父さんや兄弟たちに、美味しいものを食べさせてあげたいんだ」
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