鬼神様と××しました
ソファーに足を組んで座り、珠紀にペコッと頭を下げる源喜さん。



「雪希も座りなよ…」

「……うん」


私は、源喜さんの隣に座った。

今珠紀の隣には、とても座れそうになかった。




「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」


3人の沈黙が長い…


こんなのおかしい…

こんな空気…私と珠紀じゃないよ……


少し泣きそうになった…その時!




ス……



っ!


源喜さんが突然、手の平を珠紀に向かって差し出した。




「げ、源喜さん…?」


源喜さんは無表情のまま、珠紀をじっと見つめる。




「…そろそろ正体を見せろよ」

「え…?」


すぅ…


!!!



源喜さんがそう言うと、私たちの周りに一瞬だけ風が吹いた。

そして…あのヒマワリの花の香りがする。



この香り…

私の部屋のヒマワリと一緒…




「あーもうダメ(汗)!限界だわ…」
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