鬼神様と××しました
っ!



珠紀のその言葉を聞き、私は珠紀の方を向いた。

そして珠紀の姿を見て、目を見開いて驚いた。




「はぁ〜とうとうバレたかぁ(汗)雪希には、知られたくなかったのにな…」

「たたた、珠紀…?」

「そうだよね(汗)そりゃあ、驚くよね」




気まずそうに言う珠紀の頭からは、耳が生えている。

その耳は、猫のような耳。




「こいつも俺と同じ妖怪…」

「!」


源喜さんは、涼しい顔をして言う。



妖怪!?

珠紀が……??



「へへ♪」


舌を出して笑う珠紀。

その顔は、私の知っている…いつもの珠紀の顔。




「珠紀は猫科の妖怪……つまり“化け猫"だな」

「………化け猫?」

「ああ。妖力は強い方で、群れて生活する妖怪だ。普通にしてれば害はないが…敵に回すと、めんどくせぇぞ」

「ちょっと(汗)!面倒くさいとか、言わないでよねっ!」


珠紀が、源喜さんに指をさして怒る。
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