性別「少年」属性「乙女」
……あ。
どうしよう。
涙が、あふれてくる。
痛いけど、苦しいけど。
……でも、嬉しい。
看護師さんが来て、痛み止めと、吐き気止めの注射をしてくれる。
なんだか、泣いてて恥ずかしいな。
「ぎりぎりまで我慢しないで、痛い時には、早めに言ってくださいね」
心配そうに、看護師さんが言ってくれる。
もう絶対、痛くて泣いたと思われてる。
看護師さんが、会釈しながら出ていく。
「ようやく、麻酔が切れてきたんだな」
「ごめんな、マコト。俺、無理やり起こして。あの後、ずっとマコト眠っていたから、心配したよ」
あの後?
でも、陸さんがガラスを割ろうとしてたのは昼で、今は夕方なんだよね。
違うのかな。
「あの、今って……?」
「マコトが事故に遭ったのは昨日。マコト、ずっと意識がもうろうとしてて、これ以上続くようだったら脳に障害が残った可能性もある、って言われてたんだ」
そうなんだ。
丸1日寝ていたなんて、気付かなかった。
どうしよう。
涙が、あふれてくる。
痛いけど、苦しいけど。
……でも、嬉しい。
看護師さんが来て、痛み止めと、吐き気止めの注射をしてくれる。
なんだか、泣いてて恥ずかしいな。
「ぎりぎりまで我慢しないで、痛い時には、早めに言ってくださいね」
心配そうに、看護師さんが言ってくれる。
もう絶対、痛くて泣いたと思われてる。
看護師さんが、会釈しながら出ていく。
「ようやく、麻酔が切れてきたんだな」
「ごめんな、マコト。俺、無理やり起こして。あの後、ずっとマコト眠っていたから、心配したよ」
あの後?
でも、陸さんがガラスを割ろうとしてたのは昼で、今は夕方なんだよね。
違うのかな。
「あの、今って……?」
「マコトが事故に遭ったのは昨日。マコト、ずっと意識がもうろうとしてて、これ以上続くようだったら脳に障害が残った可能性もある、って言われてたんだ」
そうなんだ。
丸1日寝ていたなんて、気付かなかった。