性別「少年」属性「乙女」
目が覚めたとき。
陸さんも、おじさんもいなかった。
少しだけ明るくなった、窓の外。
ボクはまた、そっと、身体を起こしてみた。
今度は、大丈夫みたい。
起きても、頭も痛くならないし、目まいもしない。
ちょっとなら、歩いても大丈夫かな。
「こら、マコト」
え?
呆れたような陸さんの声に、ボクはあわてて振り返った。
いないとおもっていたのに。
陸さんが、ドアの横の椅子に座って、ボクを見ている。
「陸さん……ずっと、いてくれたの?」
「そうしないと、マコトはすぐに無理するから。いてよかったよ」
陸さんが立ち上がって、ボクに近づいてくる。
「医者の許可が下りるまで、ベッド上安静。早く良くなりたいんだろう?無理しちゃだめだ」
「ごめんなさい。ちょっと、窓開けたいって、思って」
外の空気は、気持ちいいだろうなぁ、って、思ったんだ。
「それなら、俺か看護師さんに言えば済むことだろう」
言いながら、陸さんが窓を開けてくれる。
開いた窓の隙間から、外の風が入り込んでくる。
やっぱり、気持ちいいな。
陸さんも、おじさんもいなかった。
少しだけ明るくなった、窓の外。
ボクはまた、そっと、身体を起こしてみた。
今度は、大丈夫みたい。
起きても、頭も痛くならないし、目まいもしない。
ちょっとなら、歩いても大丈夫かな。
「こら、マコト」
え?
呆れたような陸さんの声に、ボクはあわてて振り返った。
いないとおもっていたのに。
陸さんが、ドアの横の椅子に座って、ボクを見ている。
「陸さん……ずっと、いてくれたの?」
「そうしないと、マコトはすぐに無理するから。いてよかったよ」
陸さんが立ち上がって、ボクに近づいてくる。
「医者の許可が下りるまで、ベッド上安静。早く良くなりたいんだろう?無理しちゃだめだ」
「ごめんなさい。ちょっと、窓開けたいって、思って」
外の空気は、気持ちいいだろうなぁ、って、思ったんだ。
「それなら、俺か看護師さんに言えば済むことだろう」
言いながら、陸さんが窓を開けてくれる。
開いた窓の隙間から、外の風が入り込んでくる。
やっぱり、気持ちいいな。