性別「少年」属性「乙女」
「ううん」
ボクは首を横に振った。
つらくなんてない。
陸さんが、僕の側にいてくれるのに、それ以上、何にも望むことなんて、ないよ。
だから。
「大丈夫だよ、陸さん。ボクは、大丈夫」
「マコトの大丈夫は、信用できないからなぁ」
ぽん、と、軽く、陸さんの手が、僕の頭を叩く。
そのまま、くしゃっと撫でてくれる手が気持ちよくて、ボクは、笑った。
「ほんっと、子猫みたいに可愛い顔するんだよな、マコトは」
いったい、どんな顔なんだろう。
「そしたら、俺はいったん帰るけど、また夕方には来るからさ」
「え……?」
そう、だよね。
陸さん、お母さんにも、何にも云わないで泊まってくれたって、言ってたし。
「うん。ありがとう。陸さん。ボク、大丈夫だから。ゆっくり休んでね」
「マコトもな。結局、昨夜はあんまり眠れなかったろ。今日はゆっくり休むんだよ」
陸さんが、ボクを見て、笑う。
ボクは首を横に振った。
つらくなんてない。
陸さんが、僕の側にいてくれるのに、それ以上、何にも望むことなんて、ないよ。
だから。
「大丈夫だよ、陸さん。ボクは、大丈夫」
「マコトの大丈夫は、信用できないからなぁ」
ぽん、と、軽く、陸さんの手が、僕の頭を叩く。
そのまま、くしゃっと撫でてくれる手が気持ちよくて、ボクは、笑った。
「ほんっと、子猫みたいに可愛い顔するんだよな、マコトは」
いったい、どんな顔なんだろう。
「そしたら、俺はいったん帰るけど、また夕方には来るからさ」
「え……?」
そう、だよね。
陸さん、お母さんにも、何にも云わないで泊まってくれたって、言ってたし。
「うん。ありがとう。陸さん。ボク、大丈夫だから。ゆっくり休んでね」
「マコトもな。結局、昨夜はあんまり眠れなかったろ。今日はゆっくり休むんだよ」
陸さんが、ボクを見て、笑う。