性別「少年」属性「乙女」
陸さんが、出ていく。


ボクは、天井を見上げた。


なんだか、とってもいろんなことが、いっぺんに起きた気がする。


陸さんのこと、忘れなくちゃ、って思ってた。


もう会えないかも、って思ってたのに、陸さんと、また会えた。

なんだか、当たり前のように、そばにいてくれた。


どうして、ボク、陸さんが側にいてくれると、こんなに安心できるんだろう。


友人か、兄として。


陸さんが言ってた言葉、夢だったのかな。


ボクが、事故に遭う前に、そうならなくちゃ、って考えていた関係。


だから、夢に見たのかな。


でも。


陸さんは、ボクにキスしてくれなくなった。

それってやっぱり、夢じゃなかったのかも。
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