性別「少年」属性「乙女」
「ボク、ちゃんと、有希ちゃんのこと大切にできるよ。きっと」
「有希ちゃんじゃなくて、まこちゃんが幸せか想像して、って言ってるの」
「もうやめようぜ、美知子。こいつ、マジで分かってねーんだ」
呆れたように、吉田がため息をつく。
それから、吉田がボクのことを、睨んだ。
「ひとつだけ言っておくぞ。
有希子はあれでも、おまえを守るためにどうしたらいいか、一生懸命考えて、おまえのお嫁さんになりたい、って言ったんだ。
なのに、お嫁さんになったって、おまえを守ることができないってわかったら、有希子がかわいそうすぎるじゃねぇかよ。
俺は、有希子のこと、めちゃくちゃかわいいと思ってるから、今回は全面的に、有希子をかばうからな。
おまえが変に有希子に同情してやったことは、俺は、最低だと思ってる」
どうしよう。
ボク、吉田に嫌な思いをさせるつもりなんか、なかったのに。
みっちゃんのことも、悲しませるつもりなんかなかったのに。
「……ごめん。ボク、何か間違っちゃったんだね。きっと」
「まこちゃん」
みっちゃんが、かばんを手に持ちながら、ボクに声をかける。
「まこちゃんはもう少し、自分を好きになってくれる人の気持ちを、信じたほうがいいよ?」
「有希ちゃんじゃなくて、まこちゃんが幸せか想像して、って言ってるの」
「もうやめようぜ、美知子。こいつ、マジで分かってねーんだ」
呆れたように、吉田がため息をつく。
それから、吉田がボクのことを、睨んだ。
「ひとつだけ言っておくぞ。
有希子はあれでも、おまえを守るためにどうしたらいいか、一生懸命考えて、おまえのお嫁さんになりたい、って言ったんだ。
なのに、お嫁さんになったって、おまえを守ることができないってわかったら、有希子がかわいそうすぎるじゃねぇかよ。
俺は、有希子のこと、めちゃくちゃかわいいと思ってるから、今回は全面的に、有希子をかばうからな。
おまえが変に有希子に同情してやったことは、俺は、最低だと思ってる」
どうしよう。
ボク、吉田に嫌な思いをさせるつもりなんか、なかったのに。
みっちゃんのことも、悲しませるつもりなんかなかったのに。
「……ごめん。ボク、何か間違っちゃったんだね。きっと」
「まこちゃん」
みっちゃんが、かばんを手に持ちながら、ボクに声をかける。
「まこちゃんはもう少し、自分を好きになってくれる人の気持ちを、信じたほうがいいよ?」