性別「少年」属性「乙女」
兄弟
マコトのことだから、親友のふたりにはきっと話していると思ったけど。
やっぱり、ふたりとも俺がマコトの兄だと聞いても、驚いた様子はなかった。
マコトは、すべてを知った後、時間をくれと言った。
それから、全く連絡が取れなくなった。
メールを送っても、返事は一度も来なかった。
あの事故がなかったら、マコトはきっと、あのまま俺から離れるつもりだった。
今でもきっと、もしも俺がまた、マコトに好きだと言って、強引にキスをしたら。
マコトは、悲しそうに笑って、俺から離れていくだろう。
きっとマコトは、俺が兄だと知って、とても、苦しんだ。
だから。
もうマコトを苦しめたくないから。
それくらいなら、自分が我慢すればいいと、思った。
マコトの兄として、恋愛感情を封印して、接する。
それができると、思っていた。
今日まで。
やっぱり、ふたりとも俺がマコトの兄だと聞いても、驚いた様子はなかった。
マコトは、すべてを知った後、時間をくれと言った。
それから、全く連絡が取れなくなった。
メールを送っても、返事は一度も来なかった。
あの事故がなかったら、マコトはきっと、あのまま俺から離れるつもりだった。
今でもきっと、もしも俺がまた、マコトに好きだと言って、強引にキスをしたら。
マコトは、悲しそうに笑って、俺から離れていくだろう。
きっとマコトは、俺が兄だと知って、とても、苦しんだ。
だから。
もうマコトを苦しめたくないから。
それくらいなら、自分が我慢すればいいと、思った。
マコトの兄として、恋愛感情を封印して、接する。
それができると、思っていた。
今日まで。