性別「少年」属性「乙女」
「まこちゃんは、陸さんのこと、好きですよ?そりゃ、まこちゃんだから、とっても悩んでるけど。でも、まこちゃん、ほんとに陸さんのこと、大好きですよ?」
「わかってるよ。マコトは、人を嫌ったりできない子だからね。俺のことも、兄として慕ってくれている」
笑いかけると、マコトは、ほんとに安心しきった笑顔を返してくれる。
こんなに、信頼してくれているのに。
失うことを思うと、気が触れそうになる。
マコトが、誰か俺の知らない女性と付き合って、結婚して。
俺には手の届かないところで、生活を積み重ねていく。
二度と交わらない、十字路。
兄弟として、時に一緒に過ごすことはあっても。
マコトの人生に、俺は、必要とされない。
俺にとっては、こんなに、いて欲しい存在なのに。
手に入らないと、思い知ったから。
側にいたら、俺は、壊してしまうかもしれない。
いちばん大切な、マコトを。
「わかってるよ。マコトは、人を嫌ったりできない子だからね。俺のことも、兄として慕ってくれている」
笑いかけると、マコトは、ほんとに安心しきった笑顔を返してくれる。
こんなに、信頼してくれているのに。
失うことを思うと、気が触れそうになる。
マコトが、誰か俺の知らない女性と付き合って、結婚して。
俺には手の届かないところで、生活を積み重ねていく。
二度と交わらない、十字路。
兄弟として、時に一緒に過ごすことはあっても。
マコトの人生に、俺は、必要とされない。
俺にとっては、こんなに、いて欲しい存在なのに。
手に入らないと、思い知ったから。
側にいたら、俺は、壊してしまうかもしれない。
いちばん大切な、マコトを。