性別「少年」属性「乙女」
そう、だよね。
ボクもほんとうは、会ったら陸さん、前みたいに笑ってくれるって、思ってた。
ホントに、甘えてたよね。
でも。
このままで、終わりたくないんだ。
ボクが、陸さんを好きになったこと。
陸さんが、ボクを好きになってくれたこと。
そのことを、こんなふうに終わりにしたくない。
陸さんのおかげで、ボクは、変われたから。
だから、陸さんに嫌な思いだけ残して、終わるなんて、イヤなんだ。
「なぁ、マコト」
吉田が、ちょっと眉をひそめて、ボクを見る。
なんだか心配そうな、顔。
「どうしたの?」
「おまえさ、さっきあいつに、体育祭のこと言ってたけど。まさか、走る気じゃ、ないよな?」
あ。
そうだよね。
走るなんて言ったら、吉田も、みっちゃんも心配するよね。
ボクもほんとうは、会ったら陸さん、前みたいに笑ってくれるって、思ってた。
ホントに、甘えてたよね。
でも。
このままで、終わりたくないんだ。
ボクが、陸さんを好きになったこと。
陸さんが、ボクを好きになってくれたこと。
そのことを、こんなふうに終わりにしたくない。
陸さんのおかげで、ボクは、変われたから。
だから、陸さんに嫌な思いだけ残して、終わるなんて、イヤなんだ。
「なぁ、マコト」
吉田が、ちょっと眉をひそめて、ボクを見る。
なんだか心配そうな、顔。
「どうしたの?」
「おまえさ、さっきあいつに、体育祭のこと言ってたけど。まさか、走る気じゃ、ないよな?」
あ。
そうだよね。
走るなんて言ったら、吉田も、みっちゃんも心配するよね。