性別「少年」属性「乙女」
きっと、やめろって、言われるに決まってる。
だから。
「そんなことないよ。だってボク、リレーも補欠だし。まだ、走ったりできないよ」
「それならいいんだけどさ。おまえ、時々無茶するから」
「思いつめたらとんでもないことするの、陸さんもまこちゃんもよく似てるからね」
みっちゃんが、ちょっと笑って、言う。
……似てる?
ボクと、陸さんが?
「そんなこと、ないよ。ボク、そんなことしたことないよ」
「自覚ないの?まこちゃん」
「おまえな、有希子かばって道路に飛び出したの、忘れてないよな?」
「今だって、陸さんに「キスして」って言ったんだよ。まこちゃん」
でも。
それは。
とんでもないことじゃ、ないと、思う。
「でもボク、窓ガラス椅子で割ったりしないよ」
「あ、やっぱまこちゃん、陸さんのことはとんでもないことするって、思ってたんだ」
「違うよ。陸さんは落ち着いてるし、優しいし。でも、ときどきびっくりするようなことがあるだけで」
だから。
「そんなことないよ。だってボク、リレーも補欠だし。まだ、走ったりできないよ」
「それならいいんだけどさ。おまえ、時々無茶するから」
「思いつめたらとんでもないことするの、陸さんもまこちゃんもよく似てるからね」
みっちゃんが、ちょっと笑って、言う。
……似てる?
ボクと、陸さんが?
「そんなこと、ないよ。ボク、そんなことしたことないよ」
「自覚ないの?まこちゃん」
「おまえな、有希子かばって道路に飛び出したの、忘れてないよな?」
「今だって、陸さんに「キスして」って言ったんだよ。まこちゃん」
でも。
それは。
とんでもないことじゃ、ないと、思う。
「でもボク、窓ガラス椅子で割ったりしないよ」
「あ、やっぱまこちゃん、陸さんのことはとんでもないことするって、思ってたんだ」
「違うよ。陸さんは落ち着いてるし、優しいし。でも、ときどきびっくりするようなことがあるだけで」