疫病神と猫 Ⅰ

Ⅰ〜変態野郎への制裁キック〜

気が付いたら横たわっていた。……保健室か?

「黒臥」
ハスキーな声が脳内に染みていく。あぁ、懐かしいような…
「ん…ぁ…白夜?」
「ん…ぁ、白夜?じゃないよ、変態野郎。」
呆れたと言わんばかりの顔で言われる。まぁいつもの事だけど…。

「おい弓道部部長。」
「なんだ変態部最高栄誉部長。」
いつの間にコイツ友達から聞いたんだよ…(泣)
「チビだから非常に運びやすかったよ、ありがとう。」
鼻で笑いながら言われて一瞬イラッと来たが、直ぐにその気持ちが下がった。
「…え?お前運んでくれt」 「じゃっ、じゃあ授業に戻るから!保険医の言うことちゃんと聞けよな!」
あたふたとして保健室を出ようとする。
俺は直ぐに、
「あっありが『ガララッ、バタン!』

…お礼を言おうとしたら、行かれてしまった。
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