悪魔の妹と天使の彼女
「ただいま。」
俺が玄関のドアを開けるとミエルが元気良く飛び付いて来た。
「お帰り~」
「ミエル、ずっと玄関で待ってたのか?」
「当たり前じゃん。さすがに人の家を詮索は出来ないよ。」
「そっか。」
俺はそれよりサリリを紹介しようとした。
その時、
「ミエルちゃん!?」
サリリが急に声を上げた。
「サリリお姉ちゃん!?」
その声を聞いてミエルも声を上げた。
「知り合いなのか?」
その質問にはサリリが答えた。
「うん。ちょっと知り合いなんだ。」
「悪魔と天使なのに?」
そう言うと二人は口を閉ざした。
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