君の隣は…
あたしは小学生の頃はクラスの中心的存在だった。
皆、あたしを慕ってくれていた。
だから余計に中学での皆からの無視は辛かった。
あたしは人間不信に陥った。
信じれる人間は美羽と大翔だけ。
そんなあたしを皆は懲りないやつだと言った。
でもあたしは大翔と離れることなんてできなかった。
大翔は大切で大好きな幼馴染だから。
でも、そんなあたしの態度は皆の恨みを更に買った。
そして、イジメはエスカレートしていった。
上履きに画鋲を入れられたり、
教科書を捨てられたり、
机の中にゴミを入れられたり、
そんなあたしを男子は何故か心配してくれていた。
そしてイジメを無くそうとしてくれた。