君の隣は…




イジメがなくなった数日後、沙耶ちゃんは大翔に告ったと美羽に聞いた。




まぁ大翔はふったらしいけど。




そして沙耶ちゃんが振られた次の日、沙耶ちゃんはあたしのとこに来た。




『結愛ちゃん、ごめんなさい。

香西君と本当にただの幼馴染だったんだね…。

昨日、香西君本人に聞いたの。

それで、結愛ちゃんに悪いことしちゃったなって思って…本当にごめんなさい。

もしよかったら私と友達になってくれない⁇』




今更そんなこと言われても…下心見え見えだし…。




あたしは沙耶ちゃんの言葉に曖昧に笑うことしかできなかった。




美羽はその時からあたしの大親友。




小学生の頃も仲良かったけど…




あの頃のあたしは皆と仲良くて親友なんていなかったから…




だから美羽はあたしに初めてできた大親友なの‼︎









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