君の隣は…
「結愛と佐伯は3組だったぞ!」
なかなか紙にたどりつかなくて困ってたら大翔が代わりに見てきてくれた。
「ありがと、大翔っ♪」
大翔はあたしがお礼を言うと顔をくしゃっとして笑った。
「一応聞いとくけどあんたは⁇」
…美羽の放った言葉で一気に暗くなったけど…。
「俺7組…。」
暗くなった大翔はボソッと呟くように言った。
「ふぅん、違うクラスなんだ…まっ、美羽と一緒で良かったっ♪」
あたしが喜ぶと大翔はさらに暗くなり、美羽は呆れたような勝ち誇ったような顔をしていた。