君の隣は…
まぁ聞いても誰もなんも言わねぇから諦めたけど。
結愛も佐伯という親友ができ楽しそうにしていたから俺も無理に話そうとはしなかった。
結愛が誰かに告られる度に苛々してたけど…。
そして俺は中学2年後半大事なことに気づいた。
『結愛は頭がいい』
俺は結愛と同じ高校に行けるようにめちゃくちゃ勉強した。
テストの順位はいつも下から数えた方が早かった俺が半分より上の順位を取った時、担任は涙を流して喜んでいた。
正直引いたけど。
結愛が就職希望と聞いた時は泣くかと思ったが担任と佐伯により進学希望になりホッとした。
勉強の成果もでて、結愛の行く桜林高校に無事合格。
春休みの課題も一緒にやる事ができ、また一緒に遊べんじゃね⁉︎と密かに期待を抱いていたのも束の間の夢だった…
なんで結愛と違うクラスなんだぁああ!