君の隣は…
俺がまじで聞いたその質問に結愛は一瞬だけ『は⁇』とでも言うような顔をした
…すぐに
『大翔さ、こんなブッサイクな顔でモテると思ってんの⁇まったくぅ…言わせないでよねっ‼︎』
と言い張ったが………。
ほんっとに無自覚。
世の中のブス達に謝れー‼︎
てか、んなに無自覚だからさっきみたいなことになんだよ!
と叫びたくなった俺はその言葉を何とか呑み込み、小さく『無自覚』と呟いた。
まぁーそれなら俺の気持ちにも気づかないからいっか‼︎
俺は結愛の手を取って歩き始めた。
昔と変わらないその距離がものすごく懐かしかった。
けど、昔から一向に近づくことのできないその距離がものすごくもどかしかった。