【完】ワガママな彼女
「そんな…私を…マサキに知られたくなかった…ッ!!最初はマサキに告白されて嬉しくて浮かれてたの…だけど、こんな汚い私を知られると思うと怖くて…だから…ワガママ言って捨てられようって…でも…冷たくされると嫌われると思うと嫌で…別れを切り出そうと思っても一緒にいたくて…家に帰るのが嫌で…マサキに甘えて…ほんとにごめんなさい…」

俺の上からどこうとするミウを引き寄せた。

俺はどうして気付いてあげられなかったんだろう。

気づける時はいつでもあったのに…

家に帰るのはいつも夜遅くがいいと望むミウ

ワガママ言った後に見せる悲しそうな顔

たまに見せるワガママじゃないミウ

お風呂に一緒に入りたがらなかったミウ

素肌を隠そうとするミウ

キス以上はやらせてくれなかったミウ


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