Tea Time

彼女が青ざめているのが、ひしひしと伝わってきたが、俺は自分の衝動を止められずにいた。


「残念ながら、俺は紳士でも、良き後輩でもありませんから。ただの男です」


「あの、ごめんなさい。傷つけるつもりじゃなくて、あの…その……」



慌てている彼女の姿がますます、俺の心に火をつけているということに、彼女は気づいていない。
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