Tea Time

昼休み、いつもの食堂へ彼女は来なかった。

次の日も、その次の日も。

避けられているんだということを嫌でも感じずにはいられなかった。

廊下ですれ違っても、礼儀正しい彼女のことだから、一応、黙礼はしてくれるが、目を合わさない。

そんな生活に、俺の我慢も限界だった。
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