Tea Time

職歴も豊富で、人事の噂にも詳しい沢野さんが話すのを、彼女は相槌をうちながら聞いていた。

沢野さんとじっくり話すのは初めてだったので、そのスピードに少し圧倒されながらも、上手に相槌をうつ彼女を感心しながら眺めていた。

同じ部署で働いたことがないとは言え、二人は打ち解けていた。
面倒見のいい沢野さんを母親のように慕っている彼女。
そういう関係が上手くいっているのかもしれなかった。
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