夜露死苦×上等!!! ~暴走族のお姫様!?~
…あいつにはもう、
大切な奴がいるんだな。
「…みーちゃんを渡してよかったの?」
傷だらけになっている竜也が戻ってきた。
「お前…ボコボコにされすぎだろ?」
「いやー、何か今回は手強くてさ」
ったく…………。
「なぁ、竜也」
「ん?」
「…俺は間違っていたのかもしれない」
「たとえトップが間違っていても、俺達はついていくよ」
「はっ…それはごめんだな」
口角が少し上がった。