最強幼馴染




優花の手から落ちた銃と共に、


倒れる優花を受け止めた一留は深く息を吐く。



「優花……」




一留の腕の中にいる優花の顔色は悪く右腕が痙攣を起こしていた。




「とりあえず神崎を救護室に連れてぐぞ。」


そう切り出したのはメガネの副班長、田中理玖だった。


「そうだな。久城、運べるか?」


「ええ、大丈夫です。」


「じゃあ、俺らもいくぞ。

射撃訓練は中止だ。」
< 26 / 31 >

この作品をシェア

pagetop