夢
夢
私は迷子になった女の子・愛を親の元に届けるため
その愛が住んでいるという街へ来た
その街は人はあまりおらず
大人ばかりで子供は見かけなかった
「愛の家はどのへんなの?」と聞くと
愛は「街の反対側..」と答えた
街の反対側はよくみえないが
光がたくさん見えるのでそっちにいけば
人も沢山いるだろうと、私は思った
街の反対側に行くには
人形屋の前のトンネルを使わなくてはならない
そこしかないのか?と思って見渡してみると
ハシゴがあった
こんなハシゴに愛をかつぎながら乗るなんて
とてもじゃないができるわけがない
愛はハシゴがいいを連呼していたが
「一人でのれないだろ?」と聞くと
「うん」と答えた
トンネルの中は薄暗かったが別に周りが
見えないわけではない
トンネルを進んでいくと愛は
「うわぁ!懐かしい!」と一人で走っている
追いかけたが愛の姿はなかった
もう反対の街に入るところなのだが
小さな女の子がそこまで早いとも思えない
「たすけ....」
そう小さく誰かの声が聞こえたけど
誰の声だろう
そんなことより愛を探さないと...