夢
「あの店の中は店主だけではなかったのさ、といった。人間兵器みたいなやつらがゴロゴロしていた。ほぼ全滅、といっていいだろう。俺は怖くなって逃げ出してしまった。妻を置いて...悔やんでも悔やみきれねえ......。」
「そうですか..入口はあそこだけですか?」
そう聞くとその男は棚から紙切れをとりだした
「地図だ。牢屋に鍵はついてないらしいが実際はどうだかな」と言った
私は一礼をして出ようとしたが..
男は言った「あそこに立ち入っちゃいけねぇ....地獄絵図だ....奴らは若い女の子を人形にする化け物だ..」
私の悪い予想が的中してしまった
「いえ、助けてと聞こえたので。助けると決めたんです。」
あの声は愛だったのだろう
「もう死んでるかもしれないぞ?...」男はいった
「生きてますよ。ありがとうございました。」
そういって私は家を出た