僕の名を呼ぶ君の声



「………!」

「どした?ボーッとして」

「ううん、なんでもない」



世那がかっこよすぎて見とれてました、なんて口が裂けても言えない



「ねえ、あの人かっこよくない?」

「え?どこどこ?」

「窓際の席の高校生」

「ほんとだー!やばい!」

「でも彼女もちじゃん」

「えー話しかけようと思ったのに~」


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