僕の名を呼ぶ君の声
やっぱり美歌は工藤くんといた方が幸せになれる
俺は見てるだけで十分なんだ
それ以上を望んじゃいけない
「工藤くん、何しに来たんだろう」
「さあな」
一緒に帰る約束しにきた、なんて教えたら光之助は大騒ぎするに決まってるから言わない
でも、本当はこの事実を認めたくないから言わないだけ
「まあ、いいや
朱音ちゃん誘ってくる~」
「光之助!
今日は二人で行こう」
「え?」
「今日は久しぶりに二人で話そう」
「それもいいね!
世那いたら朱音ちゃんとイチャイチャできないしー」