僕の名を呼ぶ君の声



「じゃあまた明日ね」


降車駅について、間宮くんとバイバイ



「おう!明日な~」



そう言った間宮くんに小さく手を振った

電車から降りようと一歩踏み出したとき



「美歌!」

「?」

「7時50分!」

「へ?」

「その電車に俺乗ってるから!」

「………うん!」

「じゃあな」

「バイバイッ」



今度は大きく手を振った

間宮くんの赤く染まった顔、すごく嬉しかった



明日も間宮くんと電車乗れるんだ


そう思ったら一人でニコニコしてしまった



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