僕の名を呼ぶ君の声



美歌の顔が赤くなるのが分かった


なんだかそれがすごく嬉しい




「あ、えっと、ありがとう!」

「へ?」

「昨日、いきなり7時50分なんて言ったのに来てくれて」

「フフッ、間宮くんっておもしろい」

「え?俺?」

「うん」

「どこがそんなに面白かった?」

「秘密です」

「なんだそれ~ハハッ」







あのとき俺のどこが面白かったのかは、今でも謎なまま



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