Rock'n roll
一週間
ユウとBAD BOYSのライブに行く約束をしてから一週間が経った。
あたしはライブに行くのが楽しみで楽しみで機嫌がいい。ってことをユウに言ったら「気持ち悪っ」って言われた。仕方ないじゃん、楽しみなんだから…。こんな感じで一人で考えてる、そんな日が一週間も続いた。ようやく変な機嫌が治り、昼休みユウと一緒に弁当食べてたら一人に男に声かけられた。
「ナナさん、だよね?」
「え、はい、そうですけど…何か?」
「あ、俺、ゲンタって言うんだ。 あの、今日の放課後屋上に来てくれないかな?」
「え、あ、うん。いいよ」
「ありがとう」
ゲンタ(?)っていう男の人は礼を言うと自分の教室に帰っていった。
結構イケメンな感じの人だったな…。なんか、爽やかって感じの人だね。
「屋上にお呼び出しなんて、また告られるんじゃないの?」
「はっ!?告られるわけないじゃん!」
「ゲンタって言う奴、この学校で結構人気らしいよー。 ま、多分顔だけだろうけど」
「あ、そうなんだ…」
やっぱりイケメンなんだ…。でもときめいたりしなかったから多分あたしの中では恋愛対象外に入っちゃってるのかな?やっぱりゲンタっていう人も違うかー。いつ現れるんだろうな…。あたしの恋の相手ー。
「あ、今日夜メールするね?ライブのことについてだけど」
「うん、了解。」
――キーンコーンカーンコーン――
チャイムが鳴ったからユウとの話はそこで終わった。
それから色々考えてた。あたしの一番最初の恋の相手はどんな人だろうかとか、一番最初の恋の相手と付き合えるのだろうかとか、一番最初の恋の相手には自分から告白するのかそれとも告白されるのかとか、異常な程に考えてたからやっぱりあたしは異常な人間なのだろう。世の中甘く見たらダメだな。
そんなこと考えてたらいつの間にか学校が終わりに近づいてた。
――放課後――
「じゃぁ、行ってくるね。」
「絶対告白だと思うからねー。頑張って~」
「違うから!」
ユウったら、あたしのことからかって…。でも、何の用だろう?あたしゲンタっていう人と同じクラスにもなったことないし中学校一緒だったってわけでもないし、てかそもそも喋ったことなんてないしー…あ、今日喋ったか。 とか、考えてたら屋上に着いちゃった。なんか緊張するなー。なんて思いながらあたしはゲンタっていう人のところに向かった。
「あ、来た来た」
「ごめんなさい。待ってた?」
「ううん、今来たとこ」
「そっか。で、何の用?」
「あのさ…俺…前からナナさんのことが好きだったんだ」
ん?これはつまり…あれだろ?世間で言う…ね、あれでしょ?
「それで…その…もしよかったら俺と…付き合ってください!」
やっぱりかー!世間で言う告白来たー!やっぱりユウの言う通りだったのかー!
「ナナ…さん?」
「あ、あの。ご、ごめんなさい!あたし…好きな人とか付き合うのとか…そういうのよくわかんないから…ごめんなさい!」
「いや、いいんだ。最初からわかってたから。諦めるために告白させてもらったんだ。ありがとう、来てくれて」
「あ、全然大丈夫!」
「うん、じゃぁね。気をつけて帰ってね」
「うん」
――夜――
今日告白されたってユウに言ったら「ほら!やっぱり告白だったじゃん!」って言われそう…。もぅヤダー…。で、明日学校で女子に「ゲンタに告白されたってホント!?」って聞かれるんだろうなー。
♪~♪~
「あ、メール…ユウからだ! あ、今日メールするって言ってたっけ」
―――――――――――――
件名 ライブ
From ユウ
本文 やっほー☆ユウだよー♡♡ ライブの日、1月18日16:00~だよ♡♡♡
どんな服着てくー??
あたし、新しい服欲しいんだけど…ナナも一緒に買いに行かない?
明後日学校休みだし♪
ついでにプリクラもちゃんと撮るぞ♡
あ、今日のゲンタって奴からのお呼び出し何だった?
―――――――――――――
1月18日かぁ~…もぅ少しじゃん!あたしも新しい服欲しいしなー…ユウと一緒に買いに行こ!
…ちゃんとゲンタに告白されましたって伝えなきゃいけないのか。仕方ない!
―――――――――――――
Dear ユウ
件名 OK(^O^)
From ナナ
本文 えー、どんな服着ていこうかな…
でも、あたしも新しい服欲しいからOKだよ(*゚▽゚*)
買いに行こ♡♡♡
プリクラは当たり前行事でしょ☆☆
それとー…ゲンタからの呼び出し告白だった。
―――――――――――――
「送信っと!」
明後日は学校休みだし、明日一日乗り越えれば大丈夫!
あたしは自分を励まし寝ることにした。
あたしはライブに行くのが楽しみで楽しみで機嫌がいい。ってことをユウに言ったら「気持ち悪っ」って言われた。仕方ないじゃん、楽しみなんだから…。こんな感じで一人で考えてる、そんな日が一週間も続いた。ようやく変な機嫌が治り、昼休みユウと一緒に弁当食べてたら一人に男に声かけられた。
「ナナさん、だよね?」
「え、はい、そうですけど…何か?」
「あ、俺、ゲンタって言うんだ。 あの、今日の放課後屋上に来てくれないかな?」
「え、あ、うん。いいよ」
「ありがとう」
ゲンタ(?)っていう男の人は礼を言うと自分の教室に帰っていった。
結構イケメンな感じの人だったな…。なんか、爽やかって感じの人だね。
「屋上にお呼び出しなんて、また告られるんじゃないの?」
「はっ!?告られるわけないじゃん!」
「ゲンタって言う奴、この学校で結構人気らしいよー。 ま、多分顔だけだろうけど」
「あ、そうなんだ…」
やっぱりイケメンなんだ…。でもときめいたりしなかったから多分あたしの中では恋愛対象外に入っちゃってるのかな?やっぱりゲンタっていう人も違うかー。いつ現れるんだろうな…。あたしの恋の相手ー。
「あ、今日夜メールするね?ライブのことについてだけど」
「うん、了解。」
――キーンコーンカーンコーン――
チャイムが鳴ったからユウとの話はそこで終わった。
それから色々考えてた。あたしの一番最初の恋の相手はどんな人だろうかとか、一番最初の恋の相手と付き合えるのだろうかとか、一番最初の恋の相手には自分から告白するのかそれとも告白されるのかとか、異常な程に考えてたからやっぱりあたしは異常な人間なのだろう。世の中甘く見たらダメだな。
そんなこと考えてたらいつの間にか学校が終わりに近づいてた。
――放課後――
「じゃぁ、行ってくるね。」
「絶対告白だと思うからねー。頑張って~」
「違うから!」
ユウったら、あたしのことからかって…。でも、何の用だろう?あたしゲンタっていう人と同じクラスにもなったことないし中学校一緒だったってわけでもないし、てかそもそも喋ったことなんてないしー…あ、今日喋ったか。 とか、考えてたら屋上に着いちゃった。なんか緊張するなー。なんて思いながらあたしはゲンタっていう人のところに向かった。
「あ、来た来た」
「ごめんなさい。待ってた?」
「ううん、今来たとこ」
「そっか。で、何の用?」
「あのさ…俺…前からナナさんのことが好きだったんだ」
ん?これはつまり…あれだろ?世間で言う…ね、あれでしょ?
「それで…その…もしよかったら俺と…付き合ってください!」
やっぱりかー!世間で言う告白来たー!やっぱりユウの言う通りだったのかー!
「ナナ…さん?」
「あ、あの。ご、ごめんなさい!あたし…好きな人とか付き合うのとか…そういうのよくわかんないから…ごめんなさい!」
「いや、いいんだ。最初からわかってたから。諦めるために告白させてもらったんだ。ありがとう、来てくれて」
「あ、全然大丈夫!」
「うん、じゃぁね。気をつけて帰ってね」
「うん」
――夜――
今日告白されたってユウに言ったら「ほら!やっぱり告白だったじゃん!」って言われそう…。もぅヤダー…。で、明日学校で女子に「ゲンタに告白されたってホント!?」って聞かれるんだろうなー。
♪~♪~
「あ、メール…ユウからだ! あ、今日メールするって言ってたっけ」
―――――――――――――
件名 ライブ
From ユウ
本文 やっほー☆ユウだよー♡♡ ライブの日、1月18日16:00~だよ♡♡♡
どんな服着てくー??
あたし、新しい服欲しいんだけど…ナナも一緒に買いに行かない?
明後日学校休みだし♪
ついでにプリクラもちゃんと撮るぞ♡
あ、今日のゲンタって奴からのお呼び出し何だった?
―――――――――――――
1月18日かぁ~…もぅ少しじゃん!あたしも新しい服欲しいしなー…ユウと一緒に買いに行こ!
…ちゃんとゲンタに告白されましたって伝えなきゃいけないのか。仕方ない!
―――――――――――――
Dear ユウ
件名 OK(^O^)
From ナナ
本文 えー、どんな服着ていこうかな…
でも、あたしも新しい服欲しいからOKだよ(*゚▽゚*)
買いに行こ♡♡♡
プリクラは当たり前行事でしょ☆☆
それとー…ゲンタからの呼び出し告白だった。
―――――――――――――
「送信っと!」
明後日は学校休みだし、明日一日乗り越えれば大丈夫!
あたしは自分を励まし寝ることにした。